| 日にち | 作業内容 | みかんの状態 |
12月中旬 |
木の状態や、天候の状態により、年によって暖房開始の時期が違ってきます。
外回りをビニールで覆います。ビニールを留めるのはビニペットという波状の針金です。まず換気扇(ハウス内の空気を出す))と吸気口(外気を取り入れる)の窓の周りをビニペットで隙間の無いように留めていきます。
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| 12月中旬 |
外回りが終わるとハウス内の作業になります。暖房の温風を逃がさないために、内側にもビニールを張り、2重にします。ビニールは2〜3年使うため、昨年縛っておいたビニールを広げていきます。谷の下で広げたビニールどうしを留めるのは、洗濯バサミを使います。今度は暖房機を稼動するための準備です。暖房機の口に温風が園地内全体に流れるよう、ビニールの筒(ダクトと呼びます)を付け、ブリキのコーナーにつないでいく。ダクトには2〜3メートル間隔に穴が開けられ、穴からの温風でハウス内を暖めます。
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| 谷の下でビニールを洗濯バサミで留める |
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横側もビニールをたらして留める |
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| 暖房機の口にダクトを付ける |
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6個のコーナーを置く |
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ダクトを伸ばす |
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ダクトの穴 |
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| 12月下旬 |
中の作業が終わると次は葉水(はみず)です。暖房機を作動させ温風を流す前に、ハウス内の湿度を上げて発芽を促す為に、たっぷりとみかんの木に水をかけます。地下水の水をくみ上げて、樹上にはわせてあるパイプにクーラーを設置し、モーターで自動的に水が散布されます。クーラーは約2メートル間隔に付いていて、水が円状に出てきます。1列に1本引き、園地内に4本通してあります。
先の部品がクルクル回転しながら、
水を散布します。 |
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| 12月下旬 |
準備ができ次第、暖房開始です。
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暖房を開始してからしばらくの間は、発芽を助けるための潅水(かんすい)を度々します。ハウスの外に設置している地下水をくみ上げるポンプからハウス内のパイプに流れ、木の元から水をかけます。
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ポンプで、地下水をくみ上げて、ハウスの中に水を送る。
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園地の列ごとにパイプを敷き1メートル間隔位にちいさなノズルといって水の出口がある。
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左の青いコックをひねるとノズルから勢いよく水が出てくる
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| 12月下旬 |
ハウスの上に、換気の為の吸気口が6個あります。。換気扇が回ると自然に吸気口が開き、風が入るようになっています。冷たい風が直接みかんの木にかからないように園主がビニールの被いをつけました。
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風の入り口、吸気口にビニールで
ふたをする |
換気扇が止まるとビニールの先につけてあるパイプの重みで下がる。 |
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| 1月中旬 |
暖房開始から約2週間ほどで、みかんの木の枝の先よりつぼみが出てきました。小さいつぼみは手で触るとすぐポロリと落ちる、か弱いものです。 |
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| 1月下旬 |
ハウス内のつぼみの白色が目立つようになりました。木の進み具合で、どの木も一斉には揃いませんが、つぼみは日に日に膨らんできます。 |
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| 2月上旬 |
暖房開始から45日ほどで満開になります。ハウスの中に入った途端、花の匂いがします。
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2月上旬
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今頃の仕事は花びら落しです。ハウス内は露地と違い、強風が木に当たりません。花びらをそのままのしておくと、ハウス内の湿度で花びらの下にあるみかんにくっつき、みかんが傷になったり、カビの発生の元になり、病気(灰色カビ病)を起こさせない為に、みかんの木をゆすくって、花びらを落として回ります。この時期は水やりを少なめにして、湿度が高くならないようにして、カビの発生を防ぎます。
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| 花びらが開き切って、少ししおれかけた時が落ちやすい。 |
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ビニールのダクトの上に落ちた花びら
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| 2月中旬 |
夜間はもちろん、日中でも気温が低い日は、暖房機が一日中動いている日があります。
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| 暖房機から出た温風で膨らんだ状態 |
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| 3月中旬 |
今ごろは自然落下といって、みかんの木になっている小さな実が木自体の性質上、何割かは自然にポロリと落ちていく時期です。落ちる実は色が黄色で見た目にもわかります。
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| 黄色の実は落ちる |
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地面に落ちた落下
したみかんの実
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| 3月下旬 |
ハウス内を周り、みかんに付いた花びらを見つけると落とします。みかんの直径は1センチ弱です。
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| 花びらを |
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落とす |
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| 4月上旬 |
摘果作業の開始です。みかんの実が大きくなった時を想定して、多すぎる実を落とし、木にかかる負担を少しでも軽くしてやります。残したみかんの実の肥大を進めるために、摘果作業はかかせません。木の状態を見ながら、摘果作業をしていきます。大きい実で、直径2センチほどです。
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→ |
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| 摘果前 |
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摘果後 |
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| 4月中旬 |
みかんの直径が、3〜4センチ程度になった頃、普段は1週間から10日に一度の間隔でかけていた水をストップし、水切りをします。木にストレスを与えてみかんの糖度をあげる為に2週間ほど水切りをします。日にちが長すぎると木が弱ってしまいますし、短すぎると糖度が上がらないので、木の状態を見ながら決めます。 |
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| 4月下旬 |
暖房開始から130日経つと、みかんの大きさは直径が5センチくらいです。玉太りをよくする為の摘果作業、みかん全体に日光を当て、着色むらにならないためと、みかんの重みで枝が折れないように吊るす作業は欠かせません。樹上に引いている針金に紐を吊るし、その紐で枝を吊っていきます。下枝に付いているみかんが地面に着かないように、吊ります。
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| 枝つりの状態。 |
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地面に着きそうな実も吊る |
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| 5月上旬 |
2週間ほどかけなかった水を、少しずつ水の量を増やしながら、元の時間に戻していきます。このことを戻し潅水といいます。最初は水を5分間くらいかけてやります。次回より水やりの時間を少しずつ長くして、だんだんと通常の水やりの時間に戻していきます。 |
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| 5月中旬 |
枝吊りを終えました。
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| 吊り終えた木の状態 |
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| 5月中旬 |
みかんの大きさも5〜6センチになり、園地内の温度を下げていく時期になりました。加温をあと数日後には止めますが、一気に温度を下げるのではなく、みかんの木に急激な温度変化を与えない為に、少しずつ下げていくことになります。まず、内張りを覆っていましたが、はずして1重にします。
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| 内側のビニールの → |
洗濯バサミをはずす |
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| たぐり寄せ縛る |
外のフイルムだけにする |
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| 5月中旬 |
みかんの大きさも6センチくらいになり、みかんの糖度の状態をみて、暖房を止めます。加温開始から約160日ほどです。これからは暖房機を動かしませんので、ダクト(ビニールの筒)も片付けます。
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| ビニールのダクトをコーナーの中にに押し込んでおく。 |
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ダクトがなくった通路 |
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6月下旬
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みかんの色が黄色みがかり、みかんの糖度の度数を確認し、外側を覆っているビニールをはずします。風通しをよくして、夜温を下げ、みかんの色付きが早めます。ハウス内の空気は天の窓から抜けるように、窓は通常開けたままにして、強風や雨あしの早い時には、閉めます。
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外気をいれて温度を下げ、みかんの色付きを助ける |
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虫除けネットで覆う |
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| 8月上旬 |
園地のみかんの色が全体に黄色みがかってきました。木によって色づき方が違いますが、緑色の濃いみかんはなくなりました。今の時期は、水のやり過ぎにより、みかんの皮と実の間に隙間ができる浮き皮にならないように気を付けます。一度浮き皮になると元に戻らなく、反対に水のやり方が少なすぎると、ハウスの中は温度が高い為に地面が乾きすぎて木が弱り、ひどくなると枝が枯れてきますので、水やりは慎重にします。色付き具合で収穫できる日を待つだけになりました。
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| 黄色みがかった木の様子 |
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| 8月中旬 |
暖房を開始してから210日ほどでみかんの収穫を始める事が出来ました。収穫後、園地からみかんを持って帰り、倉庫でより分けします。
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| 収穫中の園主 |
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ネット管理人 |
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| 選別は、大きさ、傷、浮き皮、青みによりわけます。 |
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| 10月下旬 |
収穫終了後すぐにみかんの枝を吊っていた紐をほどいて巻き上げていきます。剪定作業の際に紐が邪魔になるので、大急ぎで紐をはずしていきます。すぐ剪定を始めます。込み合った枝を間引き、日光が枝全体に当たるようにします。
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| 紐を巻き上げる |
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剪定をする |
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