せとか栽培




             せとかの説明

昭和59年に、農水省果樹試口之津支場(現果樹研究所カンキツ部口之津)において、高糖度で晩生の中間母本である(清見×アンコールNo.2)に同じく晩生の高品質品種であるマーコットを交配し育成されました。せとかの果実の大きさは200g程度で、マンダリンタイプとしては比較的大玉。外皮も薄くなめらかで美しく、光沢があり、浮き皮もなく締まっています。オレンジ・アンコール・マーコットの香りが混合した芳香があり、果汁糖度も13〜14度と極めて甘味が強い果実です。じょうのうも薄いため、食べやすい品種です。

1年間の様子
                           
日にち
作業内容
4月下旬 剪定より約40日後ほどで花が満開となりました。
5月上旬 黄色い実は自然に落ちる生理落下の時期です。実の大きさは5ミリ。
6月中旬 実の直径は8ミリです。
5月下旬
実の直径は1.3センチです。傷果や変形果、成り過ぎている実を落とす摘果を始めます。園地内全体をすばやく摘果する作業をあら摘果と呼びます。残した実の肥大と、隔年結果防止の役割をもちます。

6月上旬 実の直径は2センチです。

あら摘果で落としきれなかった実を再度摘果していきます。枝先に2個ある実は大きい実を残し1個にします。

6月中旬 実の直径は3センチです。皮肌はごつごつしています。
6月下旬 実の直径は3.5センチです。
7月上旬 皮肌はなめらかになります。夏場の強い日差しで日焼けを起こしやすいため、軽くて強い遮光ネットを梅雨が明ける前にハウスの内側に広げます。遮光ネットは、直射日光を さえぎり、温度の上昇や地面の水分の蒸発 を防ぎます。
内側に遮光ネットを通し 広げる
8月上旬 実の直径は4.5センチです。
8月中旬
実の成熟した時の大きさを想定し、実の重みで折れそうな枝、地面に着きそうな枝をを吊ります。

9月上旬
実の直径は6センチです。皮肌につやがでてきました。

せとかの木のすべての枝にとげがあります。硬くとがったとげで、実を傷つけるため、日ごろ空いた時間に、とげを取ります。
とげ傷

10月上旬
緑色から黄緑色に変わり、色づきが始まりました。
10月中旬 黄色い部分が多くなりました。
10月下旬 黄色から赤みが付き始めました。
11月上旬 実の全体がだいだい色になりました。
11月中旬 極低温に弱い実を守る暖房をするために、周りをフイルムて覆います。横側はフイルムを巻き上げを上下してハウス内の温度を調節します。
防風ネットの上に 巻き上げできるフイルム


暖房機が稼動できるよう準備を行います。
油タンク
油タンクに重油を入れておく。1基には、2キロリッター入る。 暖房機の中の掃除をしておく。
      掃除の様子

12月上旬 橙色が濃くなりました。
12月中旬 暖房機から出る温風を園地内に送る筒状のビニール(ダクト)を引く。ビニールが膨らんだ時、実が傷つかないよう布の袋(サンテ)をかぶせる。
暖房機の左側 暖房機の右側 角はL状に サンテを実にかぶせる

1月中旬 実の色は一段と濃くなりました。
2月上旬 収穫適期の糖度、酸度の基準数値の到達確認後、収穫を始めます。


木々の潅水は地下水を利用しています。ハウスの外に設置している地下水をくみ上げるポンプからハウス内のパイプに流れ、株元から水をかけます。
ポンプ ノズルの先から水が出ている
ポンプで、地下水をくみ上げて、ハウスの中に水を送る。
園地の列ごとにパイプを敷き1メートル間隔位にノズルといって水の出口がある。
左の青いコックをひねるとノズルから勢いよく水が出てくる


                                              
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