アンコールのアンコ姫 |
ねえ、太郎君。”しらぬひ”って名前あまり聞かないけどどこで生まれたの? |

不知火のしらぬひ太郎 |
ぼくはね、生まれた年はよく知らないんだけど長崎県の試験場で清見タンゴールと中野3号ポンカンを交配して作られたんだ。その苗木を熊本県の不知火(しらぬい)町で育てられたから名前はは”しらぬい”と呼ばれているんだ。10年間に1つでるかどうかの柑橘の新品種なんだ。農家の期待を背負って生まれてきたけど、とってもおいしいって皆に喜ばれてるんだよ。 |
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姫はどこから来たの? |
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私は昭和29年にカルフォルニア大学の先生によってキングと地中海マンダリンの交配から生まれた柑橘のクィーン(女王さま)ね。アンコールの意味ご存知? |
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アンコールワットとかですか?あまり知らないなあ、少しずつ教えてね。僕は皮がとってもむきやすいんだ。あまり手も汚れないし薄皮ごと食べられるし、種もないし香りがいいんだよ。甘いしね。種がないとこ見せようか?姫も見せてくれる?だって姫は種なんか気にならないほどおいしいし、他のみかんにないほど太陽色した紅の濃いオレンジで、皮もむきやすいし、とにかく味にコクがあって、風味もいいし、とっても甘いんだよね。 |

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じゃあ、@@みてみて@@@
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私はアンコール姫よ |
やーね、私の中身を見といて、しらぬひ君の中身はどうなのよ。 |

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え?あっ、そうか、よーし、僕の中身も自慢だよ、ほらっ。
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僕が、不知火太郎さ |
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わー、きれーい。ちょっとくやしいけど、さすが10年に一度の逸材と言われるだけあるわね。皮はむきやすく柔軟多汁でじょうのうまく(薄い皮)ごとたべられちゃうってのがよく分かるわ。しらぬひ君はいつ頃から池内農園にいるの? |

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うちで育てられるようになったのが、平成2年と聞いてるね。苗木を田に植えたり、みかんの木に接いだりして増やしたそうだよ。でも、苗木から育てるのとみかんの木などの台木に接ぐのでは大きくなる早さが、ずいぶん違うんだよ。(下を見てね)
ね、違いがわかるでしょう。 |
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こちらが接木 |
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こちらは、苗から |
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みかんの木の枝を切って不知火の”ほぎ”というのをさして伸びた枝を大事に育てて6ヶ月位の不知火の枝。 |
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小さな苗を植えて2年目の不知火の木。実か採れるまでにはあと、2,3年はかかるね。
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早く大きくなるのは接木の方だけど、台木がないとね!接木っていうのはね、こうするんだよ。
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枝の切り口にデコポンのほぎをさしてテープで巻いておくんだ
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これも枝にさしているところだけどこの時には葉っぱはないんだよ。 |
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芽が出てきてだんだん伸びてくるんだ。
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姫はいつからいるの? |
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私が池内農園に来たのはもう15年ぐらい前かなあ。農協の指導員の方が、挑戦好きの園主に勧めてくれたの。「とってもおいしい品種があるんだけどやってみないか」って。園主が、それならば、ってみかんの畑に私を接いでくれたの。パイプを組み立ててハウスにしてくれて、あったかくしてくれたの。私は寒がりだから、真冬は暖房してもらわないとこごえちゃうのよ。 |
| 果樹ってね、「木」になる実だから,結果がすぐにはでないのよ。だから,私を選んでくれた園主も一大決心してくれたのよ。だって最初の数年間は私に水をやったり、肥料をやったり。売れるものがないから、人間の子どもと同じお金がかかるばっかりよ。 |
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あっ、わかるわかる、池内農園の子供たちもさぁ・・・。
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コホン、ちょっと,それ以上は言い過ぎよ。ま、ともかく大きくなるまで手がかかるし、それがみなさんにおいしいって言ってもらえるかなんてわからないじゃない、私たちが生まれるまで、園主やネット園主の方はもうヒヤヒヤもんだったはずよ。 |
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ねえ、ところで姫は今、体重いくらある? |

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ひゃあっ姫に体重聞くなんて!しつれいねっ!でもまあいっか、ちょっと体重計にのってみるね。しらぬひ君も教えてね。 |
| 400グラムだね、僕は |
200グラムね、姫は |
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コーヒー缶が、190グラムだから比較してね。
もうあんまり大きくならないけど、もっと大きい
兄弟もいるよ。 |
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それにね、僕は女性の見方なんだよ。種がない上に手を汚さずに袋ごと食べられるのが大きなポイントだね。ビタミン・食物繊維の宝庫で、この成分は女性の肌を美しく保ち、便秘に効果があり、肥満防止に非常に役立つんだよ。
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そうだったの。太郎君もいいとこあるわね。 |
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きょうは、このくらいにして今度は、甘さ(糖度)について話そうね。じゃあ、また。 |